増設したRsapberry Pi に UPSのnut-client として追加します。
停電時のバックアップ電源としてUPSを使い、Raspberry piでUPSの稼働状況をモニタリングしながらバッテリー残量が残り少なくなると、自動的にシャットダウンコマンドを発して安全に電源を落とすようにしています。
こちらの Raspberry Pi にNUTをセットアップする に記載しています。
今回、Pi を増設するにあたり、以前の設定内容変更と nut-Client を追加します。
[サーバー側の変更]
/etc/nut/upsd.conf の中に NUTサーバー自身のIPアドレスを LISTEN に追加記載します。(下のIPアドレスは一例)
LISTEN 127.0.0.1 3493
LISTEN 192.168.1.201 3493
/etc/nut/upsd.users のアカウントへ upsmon_remote を追加します。
[admin] password = admin123 actions = SET instcmds = ALL [upsmon_local] password = local123 upsmon master
[upsmon_remote]
password = local123 upsmon slave
/etc/nut/nut.conf のサーバーの動作 MODE を standalone から netserver へ変更します。
MODE = netserver
[増設したPi側]
次に増設したPi側にnut-Clientをインストールします。
nut-client 本体と付随するlibがインストールされます。インストール途中でエラーが出ますが設定ファイルが未設定のためです。そのまま次へ進みます。
sudo apt update
sudo apt install nut-client
/etc/nut/nut.conf の MODE を netclient にします。
MODE = netclient
/etc/nut/upsmon.conf の MONITOR を 下のように記述します。
IPアドレスはNUTサーバーのアドレス。local123はアカウントに記述したパスワード。
MONITOR cyberpower1@192.168.1.201 1 upsmon_remote local123 slave
Raspberry Pi を再起動して nut-client のステータスを確認し active ならokです。
service nut-client status● nut-monitor.service - Network UPS Tools -
Active: active (running)
upscコマンドでサーバーとの通信テストにてUPSデータが確認できればokです。
upsc cyberpower1@192.168.1.201
Init SSL without certificate database
battery.charge: 100
battery.charge.low: 10
battery.charge.warning: 20
battery.mfr.date: CPS
battery.runtime: 8400
battery.runtime.low: 300
battery.type: PbAcid
battery.voltage: 13.7
battery.voltage.nominal: 12
device.mfr: CPS
device.model: CPJ500
=以下省略=
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