headAD

2021/01/11

Raspberry Pi をnut-Clientとして追加する

 増設したRsapberry Pi に UPSのnut-client として追加します。

停電時のバックアップ電源としてUPSを使い、Raspberry piでUPSの稼働状況をモニタリングしながらバッテリー残量が残り少なくなると、自動的にシャットダウンコマンドを発して安全に電源を落とすようにしています。
こちらの Raspberry Pi にNUTをセットアップする に記載しています。

 



今回、Pi を増設するにあたり、以前の設定内容変更と nut-Client を追加します。

[サーバー側の変更]

/etc/nut/upsd.conf の中に NUTサーバー自身のIPアドレスを LISTEN に追加記載します。(下のIPアドレスは一例)

LISTEN 127.0.0.1 3493
LISTEN 192.168.1.201 3493


/etc/nut/upsd.users のアカウントへ upsmon_remote を追加します。

[admin]
        password = admin123
        actions = SET
        instcmds = ALL
[upsmon_local]
        password  = local123
        upsmon master
[upsmon_remote]
password = local123 upsmon slave


/etc/nut/nut.conf のサーバーの動作 MODE を standalone から netserver へ変更します。

MODE = netserver



[増設したPi側]

次に増設したPi側にnut-Clientをインストールします。
nut-client 本体と付随するlibがインストールされます。インストール途中でエラーが出ますが設定ファイルが未設定のためです。そのまま次へ進みます。

sudo apt update
sudo apt install nut-client



/etc/nut/nut.conf の MODE を netclient にします。

MODE = netclient


/etc/nut/upsmon.conf の MONITOR を 下のように記述します。
IPアドレスはNUTサーバーのアドレス。local123はアカウントに記述したパスワード。

MONITOR cyberpower1@192.168.1.201 1 upsmon_remote local123 slave


Raspberry Pi を再起動して nut-client のステータスを確認し active ならokです。

service nut-client status
nut-monitor.service - Network UPS Tools -
  Active: active (running)


upscコマンドでサーバーとの通信テストにてUPSデータが確認できればokです。

upsc cyberpower1@192.168.1.201

Init SSL without certificate database
battery.charge: 100
battery.charge.low: 10
battery.charge.warning: 20
battery.mfr.date: CPS
battery.runtime: 8400
battery.runtime.low: 300
battery.type: PbAcid
battery.voltage: 13.7
battery.voltage.nominal: 12
device.mfr: CPS
device.model: CPJ500
=以下省略=

2021/01/04

オムロン体温計のアラーム音量を大きくする

オムロン体温計 MC-681 を昨年購入しました。



大きい画面で見やすく約20秒の予測検温ができます。

しかしながら、脇の下などに挿んでおよそ20秒過ぎてもアラームが聞こえてきません。
アラーム音が小さすぎて聞こえないのです。

機種によっては音量調節ができますが、このMC-681は調整が出来ません。
SNSでも「音量が小さい」「聞こえない」「音量調節方法は?」など散見されます。

 

そこで、内部の電子音を外に出るように穴を作る方法で解決しました。


電池ホルダーの少し下のラベルシールをゆっくり剥がします。



見えてきた、ビス2本を外します。





電池ホルダーのビスを外しフタを外します。
※電池は外さなくてもいいです。

さらに、2本のビスを外します。小さいので無くさないように注意しながらやってください。




電池フォルダー側と表示面側とを少し(5mm程度)ずらします。
※細い線でつながっているので5mm以上はずらさないこと





写真の位置に約1.5mmのドリルで穴をあけます。

開けるのは左側の小穴、右側は内部スピーカーの穴です。
※1mm~2.5mm位で手持ちのもので結構です。大きい穴ほど音漏れが良くて音量が大きくなりやすいです。
ただし、水が入りやすくなるので注意してください。



組み立ては、分解の逆順に組み立てればokです。