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2022/01/12

ONKYO CR-185II 表示部が暗くなったので修理した

 ONKYO CR-185IIを日常使いして数年前から表示が少しづつ暗くなって表示部の曇りと思い、その内に清掃すればいいやと高を括っていました。

最近になって更に暗くなり操作に支障が出てきたので重い腰を上げてやってみたところ、簡単ではありませんでしたが正常に戻りました。



まずは、前面パネルと基板を外して蛍光管や茶色のフィルターそしてパネルのアクリル板を拭いてみましたが改善しません。

その後点検を進めたところ、蛍光管用の-27V電源が-10V程度と異常値でした。


結果は電源部の電解コンデンサの容量抜け!!!!!。
見た目は変わらず。




以下、分解の手順は皆さんがネットで紹介されていますのでそちらを参照なさってください。

ここでは、ポイントや注意点を掲載します。
(写真には清掃前のホコリ等が残っています)

まずは、電源部の部品が取り換えられるところまで分解していきます。
後面のネジ、天板のネジを外します。大半のネジが同じなので付け忘れで残らないように注意してください。


メイン基板を取り外します。ポイントは数種類のケーブルや直結コネクタに気を付けて外します。

写真右下の白色のフレキケーブルは垂直に引き抜きます。(フレキは鋭角に曲げない。両端を持って上にあげるようにして下さい)

写真上部の基板直結のコネクタは基板と基板の間にマイナスドライバを軽く入れて回しコネクタが浮いてきたら基板を引けば外れます。

黒色のフラットケーブルは差し込んでいる箇所を押せばロックが緩み外れやすくなります。

ちなみに-VP(-27v)のポイントが-10vとなっていました。





電源基板はトランスで固定されているのでこの4ヶ所の黒ネジを外します。写真右下のネジには金属のスペーサーが付いていました。




点検の結果 C921 100μF /35v の電解コンデンサが容量抜けしていました。





コンデンサは C921 100μF/35v が容量抜け(実測20μF程度)のため交換して正常表示となりました。



上の回路図は、CR-185II そのものではありません。
ネットで色々と探したところ、海外のサイトに CHR-185X のものを見つけたので参考にしました。 

CHR-185X  ONKYO SERVICE MANUAL

上のサイトは消えていたので下を貼り付けました。

https://www.electronica-pt.com/esquema/audio/onkyo-audio/onkyo-chr-185x-5885/







4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

コンデンサー交換をして、ディスプレイがつきました。

kiyosey さんのコメント...

Unknownさん
同じ現象でしたか。改善してよかったですね。

Unknown さんのコメント...

ヘッドホンでは左右音が出ます。スピーカーだと片方出ない(左右入れ替え)はんだ割れもありません。
スピーカーリレーが見当たりませんお知恵をお願いします。

kiyosey さんのコメント...

こんばんは
ヘッドホンジャックでスピーカーと切り替えている回路だったと思います。ヘッドホンでは聞こえるということですので、ヘッドホンジャックの接触不良か後ろのスピーカ端子基板との接続ケーブルのコネクタ辺りではないでしょうか?
ヘッドホンジャックからスピーカー端子までは配線材(コネクタや線材)だけですので辿って見てください。