今回は、Webモニタリングの設定をして、ローカル(UPSへ接続しているラズパイ)以外のPCからモニタ出来るようにします。
ただし、このラズパイは既に apache2.4 Webサーバーとして機能している前提で、ここではNUTに関する設定箇所を示します。
[nut cgi のインストール]
sudo apt-get update
sudo apt-get install nut-cgi
/etc/nut/hosts.conf へ MONITOR を記述します。
cyberups は ups.conf に設定した名前、"Local UPS"は UPS を指す適当な名前です。
MONITOR cyberups@localhost "Local UPS"
cgi 関連ファイルのパーミッションを設定します。
sudo chmod 644 /etc/nut/hosts.conf
sudo chmod 644 /etc/nut/*.html
sudo chmod 644 /usr/share/nut/www/*.*
sudo chmod 755 /usr/lib/cgi-bin/nut/*.cgi
/nut へのアクセスを限定的にしたければ、 /usr/share/nut/www/ に下の内容を記述した .htaccess ファイルを一緒に入れます。
order deny,allow
deny from all
allow from 192.168.1.0/24
apache のドキュメントルートを記述している hoge-ssl.conf に /nut として alias を設定します。
/etc/apache2/sites-available/hoge-ssl.conf
Alias /nut /usr/share/nut/www
<Directory /usr/share/nut/www/>
SSLOptions +StdEnvVars
Options FollowSymLinks
AllowOverride all
Require all granted
</Directory>
同様に cgi ルートも 本来の cgi-bin と区別するために /cgi-nut として alias を設定します。
これは、モニタ出来るipをローカル内(192.168.1.*)に制限するため、以下を書き加えます。
/etc/apache2/conf-available/hoge-cgi-bin.conf
~
ScriptAlias /cgi-nut/ /usr/lib/cgi-bin/
<Directory "/usr/lib/cgi-bin">
AllowOverride None
Options +ExecCGI
Require ip 192.168.1
</Directory>
~
/etc/nut/upsset.conf
###
I_HAVE_SECURED_MY_CGI_DIRECTORY
###
こちらの該当する箇所も /cgi-nut へ変更
/usr/share/nut/www/header.html
26 <a href=/cgi-nut/nut/upsstats.cgi target= ~
30 <a href=/cgi-nut/nut/upsset.cgi target= ~
apache の設定ファイルを再読み込みします。
sudo apachectl reload
https://[あなたのドメインもしくはipアドレス]/nut とすることでアクセスできるようになります。
ここで、気づきましたが、Battery Voltage が9.1Vを示していますが、本体バッテリーは12Vタイプで正常ですから、なにかしらUPSからのデータ取得に問題があるのかもしれません。
UPS本体の動作は正常なので、原因が判るまではこのままにしておきます。
raspi の Debian os を jessie から stretch へアップデートしたところ、一緒にnut 関連もバージョンが上がり 2.7.4 になりました。
(※ jessieからstretchへアップデートすると /usr/share/nut/www/header.html が書き換わるので再書き換えする)
Battery Voltage も13.7Vと正常表示となりました。 (2018-06-23 画像と文章update)
以下を追加しました。(2021-1-11)
end
0 件のコメント:
コメントを投稿